2016年6月10日金曜日

陶器を買う100kmライド@沖縄

有給を使い1日だけ沖縄をライドしてくる。
妻にそういうと大嶺實清(おおみねじっせい)さんの作品見てきてほしいと言われた。


2年前に家族旅行で沖縄に行った際に読谷村にあるやちむんの里でいくつか陶器を購入。妻は帰ってきた時から読谷山焼窯の實清さんのところにいけなかった事を悔やんでいた。ことある毎に妻は特徴的なペルシャブルーの陶器がいつかは欲しいと言っていました。

6/9 梅雨の沖縄は朝から晴れ

ホテルで朝食をとりNorth St.Bagのハンドルバーバッグに補給食を入れ7時すぎスタート。


58号をひたすら北上し読谷村を目指す。
クルマは多いが道は広く走りやすい。
ノンストップで約1時間半。読谷村の残波岬に到着。




沖縄の陽射しは強烈で時折厚い雲がかかり陽射しが遮ぎられると嬉しくなる。湿度もかなり高くひたすら汗が吹き出します。

梅雨だからか観光客も少なく残波岬にはほとんど人がみえない、公園内を自転車乗りながら散策しパン食いつつ景色を見たり写真を撮りながらのんびり。1時間ほどのチル後やちむんの里へ向かう。

やちむんの里は2回目。
僕の住んでいる国立駅近くにライオンポタリーという陶器を扱うお店があり、そこで扱っていた読谷北窯の陶器が気にいり自宅で使っています。2年前の旅行でもいくつか買い足しました。
お店の主人と沖縄話するのも楽しかったのですが昨年そのお店は都内に移転してしまいそれから行けてません。また行こ。

やちむんの里、記事はこちら



前回は読谷北窯のお店で1時間近く物色し楽しかったわけですが今回は山焼の實清さんのギャラリーを探す。
やちむんの里は陶芸家ごとに工房がありギャラリーやショップが併設されていたりなのですが地図はまあまあアバウト。看板もあったりなかったり。

實清さんの工房はやちむんの里の一番奥で工房もギャラリーも看板もありません。ギャラリーは未舗装路を入った先のペルシャブルーのシーサーを見つけるしかないというまさに隠れ家。うろうろ彷徨いシーサー発見。



奥にあるギャラリーの入り口に自転車を停めempireを脱ぐ。
感じの良い女性にこんにちわと挨拶した奥に、83歳の實清さんがいらっしゃいました。

ギャラリーは床に置いた作品も多く壁に組まれた棚にもいくつか作品が。窓際にはひと際目をひくペルシャブルーの作品が数点。高台にあるので開け放した窓から心地よい風が抜け、外には美しい緑と海が見える。

僕が到着した直後、ちょうど僕と同じくらいの年頃のご夫婦が来られなにやら實清さんに挨拶。感じの良い女性が淹れた珈琲を飲みながら實清さんと談笑。僕はお皿を中心にギャラリーを見て回っていたところご夫婦の奥様から自転車で来たのですか?と声をかけられる。

その後。
レーパンにジャージの僕もその輪に入り美味しい珈琲いただきながら約1時間。實清さんの興味深いお話の数々を聞けました。沖縄の歴史、アメリカの話、芸術の話、乗っていたマスタングの話など。


貴重な経験でした。話している間にも何組かギャラリー入り口まで来られましたが入って来る方はいませんでした。これも自転車が人を繋いでくれたような。

ご夫婦は沖縄に20年前からお住まいでこの日は陶器を買い付けに来たとの事。

写真は最後に挨拶しながら撮ったもの。全員笑顔でこの旅一番のお気に入りです。

その後は北窯でいくつか食器を買いやちむんの里をあとにする。そこからは東海岸に抜け国道と激坂の住宅地を縫うようなルートを通り中城城跡を目指す。
昼すぎからは雲も少なく陽射しは隠れず灼熱。しかも激坂がたまに現れるハードルート。自分で引いたルートですがまあまあ過酷でした。が景色は最高。


世界遺産の中城城跡到着。
帰りに海外観光客に2組会っただけの貸切状態。
なかなか良かったです。自転車で入れないのでempireで歩き回るのは大変でしたが。






そこからは約30km。
ひたすら暑さとの闘い。
ちょこちょこ補給しながらホテルに到着。

95km1100up

預けていた荷物を受け取り着替えて空港へ。


North St.BagのハンドルバーバッグにG社のサドルバック。この装備はかなりの収納力で食器を積載してのライドも可能でした。

カウンターで自転車預けてから空港ラウンジに行きシャワー浴びてさっぱりしてからタコライスにビールで飛行機へ。

妻も気に入ってくれたペルシャブルー2種類


實清さんに次は家族で来ると伝えたのでまた行こう。


2016年6月6日月曜日

人を繋ぐ GCR ASUKE 2016

Gourmet Century Ride ASUKE 2016
昨年いけなかったこのrideイベント
今年は必ず行くと決めていました

極上のおもてなしと
人との繋がりに感謝


会場となる足助町は美しい町並み。
過去は宿場町として機能していたらしく雰囲気ある建物も多い。

名古屋から距離もありクルマ以外の交通手段はないであろうこの土地に、日本全国から趣味嗜好に偏りのあるサイクリストが集まってくる。

スチールのハンドメイドバイクが並ぶバイクスタンド。受け付けに並ぶやいなや知った顔を見つけ朝の挨拶。




誰かと談笑していると声をかけられご挨拶。instagramでの繋がりがリアルの繋がりになっていく不思議。

朝食をとるのに列に並んでる間も話す相手に事欠かず。席がないのに並ぶ我々に席を譲ってくれる方々もinstagram繋がりがリアルな繋がりになった自転車乗り。素晴らしい朝食にたどり着くまでに何十人と話したかな。



何を食べても美味すぎる朝食を終え走る準備をする。



自転車に乗る時はチームでまとまり走ろうと決めていた我々4人。坂が続く序盤もサドルトークしながらのぼる。



まとまって乗る方が画的に説得力があるやろうと。このrideイベントにはあのradavistのjohnprollyがきている。
あわよくばradavistにデビューするのが目的のひとつである多摩湖朝練部、というか僕。そんな会話しつつ坂を終え最初のデザート。



この甘いやつをjohnprollyは4つ食っていたのを僕は見ていたで。



ここからあと10kmちょい走ればランチ
あまりお腹減ってないなぁとかいいつつ坂を上り下り。参加者は250名でかなり人はいるはずがなぜか周りに人がいない平坦区間。

突然後ろから現れたのはjohnprolly


こいつはチャンスだとすぐに横に並び近づく。笑顔で挨拶しPEACEサインをして一眼レフのシティボーイみやっちを振り返るとカメラの準備万端。最高や

photo by cityboy

僕のgcrasukeはランチ前に終了したかのような高まる体験。


足助のルートは川や湖などの景色が常にある。美しい川を見つけてはおりてみる。




途中のヘアピンで誰か写真撮ってたよね、なんて話をしつつランチ場所へ。






お洒落すぎるランチを食べ、世界のよっしゃんにリスペクトを感じつつふたたび走り出す。
途中グラベルに入ったり寄り道しながら最後の休憩ポイントへ。



このレアポテトがとびきり美味しかったです、ちなみにこちらは足助町にある和菓子屋さんで買えました。

ここでも多くの人達と談笑。レアポテトの美味さをあとから来る人達にプレゼンしたのにその直後無くなったみたいでライド後に怒られた僕。

ここから約20kmはくだり基調で国道のメインルートを避けた林道。良い景色に出会うとvibes高まってるよのサインを出すルールが定着してきた終盤。笑顔でありえないスピードで走り去るライダーを見据えながら安全第一で走る我々。景色を楽しみつつ写真撮ったり他チームと話しながら走る。






そんなお腹いっぱいで楽しかったライドは75kmで終了。欲をいえば100kmくらいは走りたかったかな。

ライド後はディナーに備え風呂に。
宿に到着すると素敵すぎる古民家。
表ではビールやワイン片手に天ぷらを食べる人々。
最高やんこの宿。

ディナーのドレスコードに着替え早速我々もビールに天ぷら。一杯飲んだらディナー会場へ。

会場ではchriskingが参加者をおもてなし。今なら俺のサインペン持ってるよの情報をえて走ってボトルを取りにいく僕。

#レジェンドと僕

↑会うの2回目とは思えない距離感のキムラ氏サインペンありがとう





会う人みんなステキでホントきて良かったと思える時間。ディナーは言うまでもなく最高。横を流れる川には蛍もみえる。

ディナータイムを堪能後、素敵な宿に戻り天ぷら食いつつビール飲んでゆっくりしようと思った矢先。
外から僕を呼ぶ声が。

出て行くとeffectnocchi氏率いるご一行様。nocchiさんはクロス会場で良くお見かけしていたものの、なかなか声をかけられなかったのですがこの足助で距離感縮められ嬉しい限り。めちゃええ人ですやん。





皆で天ぷら食って〆のラーメンまで行きこれ以上ないグルメを堪能しました。

極上のおもてなし
人との繋がり
ライドにグルメ

この足助町という町が好きになりました。仲間と玉田屋に泊まるライドを企画し必ずまた行こう。

このイベントに参加された皆さんありがとうございました。そして素晴らしいイベントを企画し準備とおもてなしをしていただいたスタッフの方々ありがとうございました。皆さんの笑顔がとても印象的です。


最後に。


途中のヘアピンで写真を撮っていたのはjohnprollyでした。

最大ミッションであったradavist debut


ホンマ嬉しい。