有給を使い1日だけ沖縄をライドしてくる。
妻にそういうと大嶺實清(おおみねじっせい)さんの作品見てきてほしいと言われた。
2年前に家族旅行で沖縄に行った際に読谷村にあるやちむんの里でいくつか陶器を購入。妻は帰ってきた時から読谷山焼窯の實清さんのところにいけなかった事を悔やんでいた。ことある毎に妻は特徴的なペルシャブルーの陶器がいつかは欲しいと言っていました。
6/9 梅雨の沖縄は朝から晴れ
ホテルで朝食をとりNorth St.Bagのハンドルバーバッグに補給食を入れ7時すぎスタート。
58号をひたすら北上し読谷村を目指す。
クルマは多いが道は広く走りやすい。
ノンストップで約1時間半。読谷村の残波岬に到着。
沖縄の陽射しは強烈で時折厚い雲がかかり陽射しが遮ぎられると嬉しくなる。湿度もかなり高くひたすら汗が吹き出します。
梅雨だからか観光客も少なく残波岬にはほとんど人がみえない、公園内を自転車乗りながら散策しパン食いつつ景色を見たり写真を撮りながらのんびり。1時間ほどのチル後やちむんの里へ向かう。
やちむんの里は2回目。
僕の住んでいる国立駅近くにライオンポタリーという陶器を扱うお店があり、そこで扱っていた読谷北窯の陶器が気にいり自宅で使っています。2年前の旅行でもいくつか買い足しました。
前回は読谷北窯のお店で1時間近く物色し楽しかったわけですが今回は山焼の實清さんのギャラリーを探す。
やちむんの里は陶芸家ごとに工房がありギャラリーやショップが併設されていたりなのですが地図はまあまあアバウト。看板もあったりなかったり。
實清さんの工房はやちむんの里の一番奥で工房もギャラリーも看板もありません。ギャラリーは未舗装路を入った先のペルシャブルーのシーサーを見つけるしかないというまさに隠れ家。うろうろ彷徨いシーサー発見。
奥にあるギャラリーの入り口に自転車を停めempireを脱ぐ。
感じの良い女性にこんにちわと挨拶した奥に、83歳の實清さんがいらっしゃいました。
ギャラリーは床に置いた作品も多く壁に組まれた棚にもいくつか作品が。窓際にはひと際目をひくペルシャブルーの作品が数点。高台にあるので開け放した窓から心地よい風が抜け、外には美しい緑と海が見える。
僕が到着した直後、ちょうど僕と同じくらいの年頃のご夫婦が来られなにやら實清さんに挨拶。感じの良い女性が淹れた珈琲を飲みながら實清さんと談笑。僕はお皿を中心にギャラリーを見て回っていたところご夫婦の奥様から自転車で来たのですか?と声をかけられる。
その後。
レーパンにジャージの僕もその輪に入り美味しい珈琲いただきながら約1時間。實清さんの興味深いお話の数々を聞けました。沖縄の歴史、アメリカの話、芸術の話、乗っていたマスタングの話など。
貴重な経験でした。話している間にも何組かギャラリー入り口まで来られましたが入って来る方はいませんでした。これも自転車が人を繋いでくれたような。
ご夫婦は沖縄に20年前からお住まいでこの日は陶器を買い付けに来たとの事。
写真は最後に挨拶しながら撮ったもの。全員笑顔でこの旅一番のお気に入りです。
その後は北窯でいくつか食器を買いやちむんの里をあとにする。そこからは東海岸に抜け国道と激坂の住宅地を縫うようなルートを通り中城城跡を目指す。
昼すぎからは雲も少なく陽射しは隠れず灼熱。しかも激坂がたまに現れるハードルート。自分で引いたルートですがまあまあ過酷でした。が景色は最高。
世界遺産の中城城跡到着。
帰りに海外観光客に2組会っただけの貸切状態。
なかなか良かったです。自転車で入れないのでempireで歩き回るのは大変でしたが。
そこからは約30km。
ひたすら暑さとの闘い。
ちょこちょこ補給しながらホテルに到着。
95km1100up
預けていた荷物を受け取り着替えて空港へ。
North St.BagのハンドルバーバッグにG社のサドルバック。この装備はかなりの収納力で食器を積載してのライドも可能でした。
カウンターで自転車預けてから空港ラウンジに行きシャワー浴びてさっぱりしてからタコライスにビールで飛行機へ。
妻も気に入ってくれたペルシャブルー2種類
實清さんに次は家族で来ると伝えたのでまた行こう。