2014年10月31日金曜日

KINFOLK CX project 5

KINFOLK CX nobeyama prototype


8月末にオーダー。
野辺山シクロクロスに間に合わせる為に無理いって製作をスタート。

窓口であるよっしゃん、ビルダーの福田さんの配慮により超特急で製作。

それでもフレームが出来てから塗装に出すと間に合うか微妙でした。

更には僕がCXに乗った事がないのも理由となり、よっしゃんの提案により無塗装でクリアだけ吹いたロウフィニッシュにする事に。

福田さんの溶接技術の美しさ、パイプの無機質なグレーがクリア塗装により艶を帯びています。

この状態で今シーズンを走ると決めたので、KINFOLKのヘッドバッチとデカールを貼ってもらいnobeyama prototypeとして完成。








ついにCXフレームを手に入れました。
無塗装ながらめちゃカッコいい。

よっしゃん、福田さん本当にありがとうございます。

2014年10月29日水曜日

Chris King Inset 7

KINFOLK CX projectもいよいよ大詰め


ビルダーをどうするか
パイプは何を使うか
フォークは何にするか
ジオメトリーをどうするか
いくつかのフレームの仕様をどうするか
カラーは…
など多岐に渡って考え決定しました。

今回はヘッドを44mmのオーバサイズに。
ヘッドのパイプを海外から取り寄せての使用も検討されましたがshiztechでも使用しているパイプが福田さんのところにあったのでそちらを使用。
この在庫があったのも納期を早めてもらえたのに役立ったような。

そしてそのオーバーサイズヘッドにあうヘッドパーツは当然のようにChris Kingをセレクト。
Inset7が合うとの事。

このInset7はインテグラルヘッドのように中に入り込んでしまうことなく、下玉部分にKINGのロゴがしっかり出てくるところが良いです。

あとはカラー選びなのですが今日現在まだ迷っています。

当初はやりたいフレームカラーに合わせてpinkでしたが、落ち着いたトーンもよいかなとpewterが候補にあがりこの2つで迷っていました。

そこに今期の限定カラーが入荷してくるという情報。
今期はsour apple、黄緑です。

sour appleは全く候補に無く、カラーの構想に全くなかったのですが限定である事。
いよいよ組もうかという時期に入荷してくる事。
この辺りに運命を感じつつ、候補が3つで悩んでおります。



楽しい。
楽しすぎる。

2014年10月27日月曜日

Trouble

今日のrideは自身最大のトラブルが。


入山峠を気持ちよく抜け、久々に醍醐林道をあがろうとしたその時。

今までにない感触。

固めの枝を踏んでメキッと音が。

下をみるとRDがぶら下がっている。

RDが根元から折れ、ディレイラーハンガーが曲がっていてスプロケに干渉。

これは大変な事になったとバイクを降りる。





かなり動揺したが仲間と一緒に走っていたので色々相談をし、
通りがかりのハイカーやサイクリストの助けもあって何とか処置を。

チェーンを切り。
RDを外す。

ハイカーの話では八王子に向かう途中に自転車屋があるとのこと。
どんな自転車屋かわからないがとりあえずディレイラーハンガーの曲がりを修正せねばどうすることもできないとそこを目指すことに。
醍醐林道から八王子までは下り基調だったなと、チェーン無しでそのまま惰性のみで下ることに。


平坦基調のところは後ろから押してもらいつつ約5km走破。

たどり着いた自転車屋にはおじさんが一人。
状況を説明すると折れるかもしれないけどやってみようと。
parktoolのディレイラー直付けゲージの工具は使うのは2回めだという。
ちなみに前回はディレイラーハンガーが折れたらしい。


色々試行錯誤しながらチャレンジするとうまい具合に曲げることができた。
もちろんカンパのRDがあるわけではないので自走で帰るためにチェーンを切りシングルギア化にすることに。
チェーンにテンションがかけられない状態でのSS化はなかなか難しかったがなんとか乗れる状態に。
おじさん本当にありがとう。
ママチャリが数台置いてるだけの小さな自転車屋さんでしたが、カンパのチェーンコネクトピンがあったりと驚きもありました。
たまにロード乗りが駆け込んで来るらしいのですが今回の状態は一番悪かったそうです。


途中何度もギアのかかりが変わり回らない状態になったりもするものの、
都度クイックをゆるめチェーンをかけ直しながら自走で帰宅できました。

一緒に走っていたお二人には迷惑をかけてしまいましたが、一人で走っている時にもし同じ事になっていたらと思うとぞっとします。
SNSの投稿を見て、近所の仲間がピックアップしてくれようとしてくれてたのも嬉しかったな。

自身の自転車トラブルとしては過去最大レベルでしたが、怪我もなく、フレームやホイールその他のパーツへのダメージもほとんどなかったのでRDとチェーンを変えれば復活できそうなのも良かった。

今後も林道やガレた道には注意をしていきたいものです。

2014年10月20日月曜日

cherubimのポジション

グラベルばかり選んで走っていると舗装されたロードの楽しさを逆に実感。




これはロードバイクに乗る普通の感覚なんですが、一度あの楽しさを味わうといつも未舗装路を探してしまいます。

そんな中、カーボンホイールを履いたcherubimを最近は良く乗っている。
純粋なロードタイヤであるビットリアコルサ23cチューブラータイヤにカーボンホイール。
フレームも軽量だし近所のトレーニングコースでキビキビ乗れる。舗装路の。

KINFOLKのロードはグラベルを走破するべく手組のアンブロシオに25Cコンチネンタル。なので軽快さでは結構な差を感じます。これはこれで良いのですが。

そんなcherubimですが再塗装後実家に置いていた事もありなかなかまとめて乗る機会も少なくポジションが出ていませんでした。
ハンドルの高さ、角度、シートの前後幅に高さなど久々に乗った時は何だこれ。という感じだった。

基本的には朝。
約40キロ程度を乗ってはいろんな箇所をいじり。
乗ってみてはまたいじり。
時には出先で微調整をし。
そんな事をしながら300キロくらいでしょうか。
やっとしっくりくるポジションになった気がします。

ポジションが出るとバイクも好きになる。
マットグリーンの色も最初は明るすぎるかなと思っていましたが最近はちょうど良いような気が。
良く乗るKINFOLKがなぜか10Sのケンタウルに対して、cherubimは11Sのアテナで機材的にはこちらの方が良かったりします。しかもエルゴはレコードなのでカチカチとした変速が小気味いい。




 
でもKINFOLKのほうが乗るとしっくりきます。
どのジオメトリ数値の差がこの違いを生み出すのかは分からないのですがcherubimの方がポジションはきつく感じます。パイプの種類なのか、ハンドルが低いのか。
ちなみにパイプはどちらもカイセイで
cherubimは019
kinfolkは4130R
です。

そんなロードの話でしたが写真はほぼ舗装路でない場所のような。



 

2014年10月12日日曜日

KINFOLK CX project 4

仕様決定。

小国のride前日の夜。

輸送したバイクを組み立て準備しながら木魂館玄関で仕様書を仕上げた。

ライジンの福田さんはすでに僕のCXフレームの製作に取り掛かってくれているらしく、細かい仕様を確認してくれているよう。

KINFOLKのフレームを作っていく過程は基本的にはメールのやり取りとなるのですが、今回は直接よっしゃんに会えるということで木魂館で話しながら仕上げる事になった。
そして周りの皆にも意見をもらいながら仕様を決定。

各ワイヤー取り回し方
リヤブレーキワイヤーの受け形状
シートポストクランプの有無
FDはバンド式
etc…

小国のride時に途中よっしゃんにRAIZIN福田さんから仕様書の催促電話が。
作った仕様書をメール送るの忘れてたという。

こんな一連のエピソードもフレーム製作に携わる人達と近いからこそ。
made in japanの良さはこういったところにもあるなあと実感。

カスタムオーダーの魅力を伝えながら一緒にrideできる事が嬉しかったとよっしゃんも言ってくれて、僕も本当にkinfolkに乗っていてよかったと感じています。




photo by nabetech


この日の晩に福田さんにメール送信完了。無事に製作が進んでいるといいな。


2014年10月10日金曜日

Gentlemens Trace Oguni ーおれたちのRGRー Day3

小国でのrideから1週間あまりが経過しましたが余韻にまだひたっています。

ピストを組んで遊んでいた2008年頃から、
その時々で自転車を楽しむカタチは変わって来たけど
今回の旅は僕の自転車ライフにおいて本当に貴重な体験となりました。
そしてますます自転車が好きになったことは言うまでもないです。







2014/10/5 
7時起床

はずが昨晩鍋をつつきながらビールを飲み過ぎたのか、はたまたrideの疲れか全く起きれず。

気がつけば趣味がグルメな方が焼きたてパンを買いにtkくん、ナベちゃんを引き連れて買い出しに。

少し頭痛がするなーとゴロゴロしながらiPhoneをいじる。
昨日のrideの様子を皆がupした写真を見ながら思い返していると、同部屋のT氏と2人だけであることに気づき朝の挨拶をしつつ昨日のrideや自転車の話を朝からする。

買い出し組みが山盛りのパンと飲み物をかかえ戻ったので皆で朝食タイム。



この日はリカバリーライドの予定。
台風の影響か風が強く朝から雨が降っていたが、小雨だったので
近場を軽く流してどこかにランチに行こうと準備に入る。

この日はイソベ君とミポリンは別行動のため、リカバリーライド組はtk君ナベちゃんよっしゃんと、

e_climberこと丹野さん、empire1129こと中川さんとtsubutsubutsuboの大坪さんと僕で7人。

ウェアは冷えるのでmerino base layerにclassic jersey、そしてrain jacketも羽織る。

このリカバリーライド。
かなり良かった。

本来の目的は2つ。
もはや小国の名所?とも思われる、道の駅小国のミラー。
もうひとつは昨晩入り口まで行ったもののあまりの暗さに断念した最終グラベル。
この2つをおさえる約10km程度のリカバリー。

ところがミラーまでの道中、下城の大イチョウでも見ていこうと最初に寄った先で滝も見る。





そこの看板には小国にはいくつか滝があるよとの案内が。
近くにも滝がありそこまでショートカットできそうな道もあるなと急遽滝ツアーに。

このショートカットコースが小国の高低差をなめていませんかとばかりに、昨日3000upした脚に喝を入れてくる。結構な斜度ののぼりを幾つかクリアしていると徐々に体が言う事をききはじめてくるがリカバリーなのにこんなのぼるんかい、と皆ではしゃぐ。
道と景色の美しさはやはり格別、次第に高まるリカバリー組。










見つけた場所は、鍋ヶ滝。
朝も早い為かバイクのツーリング客数人以外は人はいない。
この滝が良かった。

駐車場にバイクを置き整備された道をカツカツ音を立てながら
ロードシューズで下りていくと美しい滝が。なんと滝裏に入れた。












※調べたらここは「生茶」「おーいお茶」のCMロケ地だったよう

この滝が思った以上に良く、
結構な時間をすごしたのでそろそろ道の駅に向かおうかと下り基調のルートを
丹野さんが地元の方にヒアリングし移動を開始。

その道中も良さそうな場所はあるわけです。



そんな道草もとても楽しかった。

やっと辿り着いた道の駅。
これが例のミラーかと思った矢先ハッピを来た人が何かを投げている。
それに群がる人々。
どうやらお餅を皆に配っているよう。
迷わず取りに行く僕ら。
お餅を両手に持ちつつバイクを降りてコレは何だと見ていると奥には行列が。

阿蘇の赤牛
赤牛のハンバーグホワイトソース和え
豚足
ゆで玉子
ふかし芋
プリン

などを振る舞う地元のイベントに偶然にも遭遇。
サイクリストの我々は列に並ぶと目立つわけで多くの方と会話が生まれた。
肉を焼く人は木魂館の人だったりもしてました。




充実したエイドステーションのような場所に偶然出会いお腹いっぱい。
皆で写真を撮り最後のグラベルへ。
やり残したグラベルは小国の最後を締めくくるのにふさわしい場所でした。







笑いの絶えない今回の旅。
素敵な出会いと会話は楽しかったとしか言いようがない。
招待を受けてからのこの2ヶ月はとにかく楽しみでしょうがなかったが、その想像を軽く超える体験でした。

自転車が紡ぐ仲間の輪。

大事にしたいしまだまだ広げたいなと切に思います。


最後に。
福岡から三日間結成されたランクル組について。
この旅を企画してくれたtkくん。
とにかく感謝。大阪に住んでいる時からブログをいつも楽しみに見ていたけどまさか一緒に走れるとは思ってなかったし最初会った時には緊張したものです。非常にフレンドリーな方でcycleclubjpの方々からも同じ雰囲気をいつも感じます。これからも仲良くしたいしブログも読みたいな。
ナベちゃんは群馬rideではあまり話せない事が多かったですが、enveフォークの一件と今回の旅で急激に距離を縮めた。彼の本気の走りを僕は見れることはないような気はしますが、とにかくまた一緒に酒を飲みたい。
よっしゃんとはkinfolkで繋がった仲間。彼の自転車やカルチャーにおける考え、人を楽しませ自分も楽しみたい気持ちは素晴らしい。まさにkinfolkです。

リカバリーは一緒に行けなかったけど、イソベ君&ミポリンとも遠く熊本で一緒に走れて良かった。ありがとう。イソベールとは朝練仲間としてしょっちゅう会ってるけど。

そして丹野さん、江口さんをはじめmozucoffeeの方々には今回本当にお世話になりました。考え抜かれたRGR小国のルートは素晴らしいかぎりでした。ルートをトレースするだけでは味わえないアテンドにも感謝です。ありがとうございました。


あー楽しかった。


また皆さんと会える日を楽しみにしています。

photo by @tsubutsubutsubo






2014年10月8日水曜日

Gentlemens Trace Oguni ーおれたちのRGRー Day2

2014/10/4
5時半起床 外は晴れ



上下別々に試着はしていたkinfolkジャージを初めてセットで着る。

ソックスはrapha proteam socks exlongのpinkを用意していたが、ふとよっしゃんを見るとtheathleticのekiden socksだったので確か持ってきてたなと急遽変更。

rain jacketは最後まで着て行くか迷ったがポケットの補給食を優先し置いていくことにした。



















photo by coffeecounty_eguchi




バイクにまたがり機材の最終確認を木魂館前で行う。
当日joinするT氏とN氏。
そしてOさん率いるMOZUCOFFEE ws team 4名と合流しご挨拶。

7時すぎ。総勢13名のGentlemen's Trace Oguniがいよいよスタート。




















photo by empire1129












  








木洩れ日のさす林道

苔むした旧道

草の生い茂るグラベル

湯けむりの中の道

登りの先に広がる景色




















それらを皆で共有する。

厳しい登りも
パンクも
軽い落車も
機材トラブルも

これだけ一緒に走る仲間がいれば楽しめる。

ロケーションは周知のように最高。
この季節だからこそ味わえる景観もある。
SNSで見ていたあの景色。
雄大な景色や空気感は写真では伝わらないのだと再認識した。






A.S.O = 阿蘇








































日暮れ前のラピュタ
登りきった先から見た夕焼け

皆が笑顔だったな。

















photo by e_climber




夕焼けを楽しんだ後は暗闇の中のダウンヒル。
9名の集団全員が誰も言葉を発する事なく感覚を研ぎ澄まして集中していた。
あの一体感は忘れられないです。

GARMINによると走行距離145km。獲得標高3,216m。
数年前には不可能だと思っていたRGRのコースを無事走りきる事ができた。

大幅に予定時刻を過ぎての帰還となったが夕飯は「おれたち」らしい鍋。
小国のrideの事、普段のrideの事、自転車の事、仲間の事、そして馬鹿話。
それら全てが楽しく、興味深く、笑い、ツッコミながら夜は更けていった。

終わってほしくない本当に楽しい時間はDay.3へ